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第1部 一章【財前姉妹】その7 第十一話 いざ、新人王戦へ!

ผู้เขียน: 彼方
last update ปรับปรุงล่าสุด: 2025-05-12 10:00:00

87.

第十一話 いざ、新人王戦へ!

 今日は新人王戦予選。新人プロに最初に訪れるチャンスがこの新人王というタイトルだ。当たり前だがベテランプロは参加してないしアマチュアもいない。新人(とは言ってもプロ入り5年までは新人王になるまで参加可能)しか参加してないタイトルでありながらそれなりに注目されるし、賞金も出るし、他タイトルへのシード権も手に入る。かなりおいしい大会だと言える。

 この大会に向けて大学生組は佐藤家に合宿のように集まって少しずつ仮眠を取りながら当日の朝まで特訓していた。脳の働きはしっかり寝た寝起きよりも使い続けている最中の方がいい。車のエンジンのようなものだ。休ませるより使い続けてる時の方がいい。

「じゃあ行ってらっしゃい。3人とも頑張って優勝するのよ」とユウが言う。アマチュアのユウはこの大会には出られないから見送るだけだ。

「無理言わないで。優勝は1人しかしないものよ」

「そうか」

「でも、予選落ちだけはしないように頑張ろう」

 新人王戦は予選を半荘4回で行い。上位16名が別日の準決勝へと進み準決勝卓は半荘2回でトータル1位が勝ち上がり。決勝戦は準決勝の各卓トップが半荘3回やる仕組みだ。

 はっきり言ってほとんどの人は予選落ちする。毎年100人以上が参加する大会なのである。しかし、この新人王戦で成田メグミは2度の準優勝をしているのだから成田の実力も侮れない。

「じゃあ行ってきます!」

 3人は佐藤家から出発した。いざ、新人王戦へ!

────

──

 ミサトとマナミは大会一回戦二回戦を順調に勝ち予選突破の勢いを見せていた。カオリも悪くない成績ではあった。しかし、三回戦カオリはミサトと同卓になってしまう。

(ミサトと対局か…… ついてないわ)

《仕方ないですよ、いつも通りやるしかありません》

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    82.第六話 リベロ夏実の守備範囲 その頃、麻雀部の方にまた1人新入部員が入っていた。浅野間サトコの中学の後輩だと言う。「1年の野本夏実(のもとなつみ)です。中学では浅野間先輩と同じバレー部でリベロやってました。相手の考えを読むことには長けているつもりです。よろしくお願いします!」「麻雀部に興味あるって言うから連れて来ちゃったんですけど。良かったですかね?」とサトコが言う。「もちろん、大歓迎よ。よろしく、野本さん。私は佐藤ユウ。野本さんは何で麻雀部に入ろうと思ったんですか?」「私、本当はアタックがしたかったんです。でも、背が小さいから。拾うのも大切だと思って拾いに徹していたらリベロに任命されてて。それはそれで楽しかったけど、でもいつかはアタックして攻撃の主軸になりたいと願っていました。でも……」「なるほど、身長がまるで伸びなかった……と」「はい……」 野本ナツミは身長150センチあるかどうか程度だった。これではアタッカーにはなれそうもない。「なので尊敬してた浅野間先輩と一緒に高校ではお料理でもしようかと思ったらそっちはメインじゃないって言うじゃないですか。それで、何をしてるのか聞いたら麻雀って。私、麻雀はお父さんがよくパソコンでやってるからやり方は一通り知ってるんです。自分で言っちゃいますけど結構強いんですよ。だから、私も混ぜてください!」「へえ、自分から強いって言えるほどか…… 特技とかはあるのかしら?」「特技ですか……そうですね、推理の幅が広いです。守備範囲とでも言いましょうか……。鋭さはありませんけど、柔らかいつもりです。この予想が外れたならこっちかな、という切り替えに長けています。これはリベロの時と同じなんで」「なるほど、リベロの守備範囲ね」「どこに打っても拾われるのでは? という圧迫

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